: : : : : 中国語→日本語。気になる中国語を辞書片手に超主観的に意訳中 。多々あるツッコミどころは是非ご教示いただければ幸いです。: : : : :

1/22/2011

雙截棍

石焼店の煙の匂いが立ちこめてる
隣は武術館
店のママさんは茶道三段
足技を教える店の主人は
鐡沙掌の技を磨き
楊家槍を使う
基本が肝心なカンフーが最も得意で
金鐘罩と鐵布衫もできる

彼らの子どもの僕は慣れてる
小さい頃から見慣れ聞き慣れ覚えて
どんな刀も棒も僕は使いこなせる
どんな武器が好みかというと
ヌンチャク  柔の中に剛を備えてる
河南嵩山に行って
少林拳と武當拳を学びたい

なにしてるの
なにしてるの
息を吐いて心を鎮めるのも意のまま
なにしてるの
なにしてるの
気分が沈めば丹田に触れ気を晴らす
なにしてるの
なにしてるの
もの凄い速さでサンドバックを叩く
軒先から壁へ飛びうつってもおかしくない
行ったり来たりして

前に向いて大きく踏ん張る
左フック
右フック
俺を怒らせる奴は危ないぜ
何度も型を繰返し
吸わない煙草を1本
何年もほったらかして
それはずっと傍にある

なにしてるの
なにしてるの
任督二脈を開く
なにしてるの
なにしてるの
東亞病夫の看板なんて
なにしてるの
なにしてるの
僕のひと蹴りで飛んでった

ヌンチャクを早く使っちゃえ
ふんふんハイハイ
ヌンチャクを早く使っちゃえ
ふんふんハイハイ
武芸を習う者は記憶にとどめる
仁者に敵無し
太極拳を修練してる者は
嵐のように現れる

ヌンチャクを早く使っちゃえ
ふんふんハイハイ
ヌンチャクを早く使っちゃえ
ふんふんハイハイ
もし僕に輕功があれば
軒先から壁へ飛びうつる
人の為に真正直で屈せず
全身が公明正大

ヌンチャクを早く使っちゃえ
うん
手刀で防御
うん
あざやかな廻し蹴り


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詞/方文山 曲/周杰倫 編曲/鍾興民  周杰倫 [范特西]


巖燒店的煙味瀰漫  隔壁是國術館
店裡面的媽媽桑  茶道  有三段
教拳腳武術的老闆  練鐵沙掌  耍楊家槍
硬底子功夫最擅長  還會金鐘罩鐵布衫

他們兒子我習慣  從小就耳濡目染
什麼刀槍跟棍棒  我都耍的有模有樣
什麼兵器最喜歡  雙截棍柔中帶剛
想要去河南嵩山  學少林跟武當

幹什麼(客)  幹什麼(客)  呼吸吐納心自在
幹什麼(客)  幹什麼(客)  氣沉丹田手心開
幹什麼(客)  幹什麼(客)  日行千里繫沙袋
飛簷走壁莫奇怪  去去就來

一個馬步向前  一記左鉤拳  右鉤拳
一句惹毛我的人有危險  一再重演
一根我不抽的菸  一放好多年  它一直在身邊

幹什麼(客)  幹什麼(客)  我打開任督二脈
幹什麼(客)  幹什麼(客)  東亞病夫的招牌
幹什麼(客)  幹什麼(客)  已被我一腳踢開

快使用雙截棍  哼哼哈兮
快使用雙截棍  哼哼哈兮
習武之人切記  仁者無敵
是誰在練太極  風生水起

快使用雙截棍  哼哼哈兮
快使用雙截棍  哼哼哈兮
如果我有輕功  飛簷走壁
為人耿直不屈  一身正氣

快使用雙截棍  哼
我用手刀防禦  哼
漂亮的迴旋踢

. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 
看看這一首歌→http://youtu.be/EDTp3KxElnc

鐡沙掌:拳法の修行のひとつ。箱に盛られた鉄丸の中に手を突っ込めるまで修行する。
楊家槍 : 中国武門の血統である楊家に伝わる槍の技。
金鐘罩:不死身の拳術の技。
鐵布衫:刀を避ける拳術の技。
少林:河南省嵩山にある少林寺に伝わる拳法。外家(拳)とも言う。
武當:河北省西北部、漢江南岸にある武當山一帯に伝わる拳法。内家(拳)とも言う。
日行千里 : 日に千里を行く。スピードが非常に速いこと。
東亞病夫:列強に侵食されていた中国の蔑称。
輕功 : 中国武術で体を軽くする功夫(鍛錬法)またはその技。「軽身功」とも言う。

とうとう日本に周杰倫の初好萊塢(ハリウッド)作品「Green Hornet」がやってきました。
そのエンドタイトルにこの「雙截棍」の英語版が使われるということで、嬉しいやらビックリするやら...思わず勢いで訳してみました。2001年の作品です。けど全然古くない。それこそが周杰倫。
ちなみに英語詞は誰が書いてるのかしら?アレンジし直したのかしら?英語でもあれだけ早口に歌っているのかしら?いろいろと気になるところです。

[追記] ↑原曲のままでした!どこから英語版なんて思い込んじゃってたのか... すいません。でも母国語を大事にして日頃から外国語では歌わない(多分レコーディングしないって意味なんだと思うのですが)って言ってる人なので、私としては、実はひそかに...え、英語で歌うの!? ハリウッドだから??って思ってました。なので、原曲がそのままフルコーラス使われているのを聴いた時は、何とも言えない感動と衝撃。自分で勝手に誤解して、そのせいで余計に感動して。どうしようもないですね...(笑)
言葉にするのって案外簡単だけど、実行するのはなかなか難しい。
大事なところはブレない。こういうところが、かっこいいなって心から思う。

...で。やっぱり方文山は難しい!
知らない単語と辞書に載ってない単語がいっぱい。よくよく調べると、武術用語なんですね。
このあたりの言葉の難しさを方文山自身も自覚しているのか「中国風」という本を2008年に出しています。本の紹介文を読む限り、彼の詩に使われている言葉の出典や意味などを解説してるみたいです。早速購入することにしました。読んだ後は、今までの彼の詩の訳をあちこち訂正することになるかもですね(笑)。
そして、この曲。実は私には変速する強いリズムと、Jayの曲には珍しいメロディの弱さというか...あまりよく聴く曲ではなかったのです。10年目の記念すべき演唱會でもラストで歌うし、本人は気に入っているんだなぁくらいに思っていて。ipodにJayの曲は全部入ってはいるけど、普段よく聴くリストや友人にJayを紹介するリストにこの曲は入ってない...。でも今回「Green Hornet」の曲と言われれば...意外にもぴったりかも!なんて思ってしまった。大好きだというブルース・リーへのオマージュにも感じられる。この映画のお陰で改めて聴き直すことになりました。哎呦?不錯!!!

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